HOME > Q&A > 使用後の発熱剤について

使用後の発熱剤ついて

どのタイミングで、捨てればいいですか?
温度が下がったのを確認してから捨ててください。概ね30〜40分以降となります。※40分後で、発熱剤の表面温度が、人間の体温程度まで下がっています。
【補足】
発熱途中でゴミ袋に捨てた場合、袋をしばり密封してしまうと、発生した気体によって袋がふくれてしまいます。爆発等の危険はありませんが、やむを得ず捨ててしまう場合は、袋をかるく縛る程度としてください。
使用済みの発熱剤は、ゴミの分類は何ですか?
自治体によってさまざま規定がありますので、目安は「携帯カイロ」と同等の処理です。どうしても不明の場合は、「燃えるゴミ」としてもらってかまいません。不織布も、通常燃えるゴミとして分類されています。    
使用済みの発熱剤が、固くなっていますが、何ですか?
ほとんどが、「アルミン酸カルシウム」と言う物質に変化しています。
【メモ】
アルミン酸カルシウムは、一般的に石灰等で土壌改良を行った際に土中のアルミニウムと変化して出来る物質と同じもので、自然にも存在しているものです。弱アルカリ性で酸性土壌を中和したり、軟弱土壌を改質(固化)したり出来る自然に優しい物質です。    
未使用の発熱剤を、廃棄する場合はどうしたらいいですか?
必ず、水の入ったバケツ等で一旦反応させてから、廃棄してください。
ただし、使用期限切れで廃棄される場合は保証としての使用期限ですので、アルミの袋に損傷が無い以上ほぼ問題なく使用できます。せっかくなので訓練用に使用したり、レジャーやその他で活用いただければ幸いです。
【補足】
企業備蓄等で、期限切れの発熱剤が大量にある場合は、送料及び廃棄物処理費は実費となりますが弊社にて廃棄いたします。    
未使用の発熱剤を、そのまま燃やしたらどうなりますか?
アルミ外装袋や不織布が燃え、発熱剤自体が延焼することはありません。
【メモ】
国土交通局通達による「燃焼速度試験」において、ガスバーナーによる『着火せず』の検査報告書を受けております。    
未使用の発熱剤を、不織布包装のまま放置していたら、燃えたり爆発したりしますか?
水をかけたりしない限り、危険な状態は一切起こりません。
【メモ】
国土交通局通達による「自然発火試験(水反応性試験)」において、発生した水素ガスに『自然発火せず』の検査報告書を受けております。    
未使用の発熱剤は、どのように保管すればいいですか?
アルミ外装袋に損傷させるような鋭利なものと一緒に保管しなければ、あとは普通に保管していただければ問題はないと思います。
使用済みの発熱剤に、水をかけたら、また蒸気が出てきました。 大丈夫ですか?
(爆発とか、火がついたりしませんか?)
未反応な部分が残っていたかもしれません。この場合さらに水をかけて、未反応な部分が再び反応して蒸気が出てくることもありますが、かなり弱い蒸気ですので、反応が収まるまで待ってから廃棄してください。
【補足】
極力、完全に反応が終わってから、加熱容器(加熱袋)取り出してください。または、廃棄するタイミングまで加熱容器(加熱袋)の中に入れたままにしてください。    
「高温多湿な場所をさけて保管」とありますが、冷蔵庫に入れていても問題ありませんか?
発熱剤に関しまして、冷蔵庫や冷凍庫に入れておいても品質上、なんら問題はありません。
【補足】
ただし、加熱する食品が冷蔵庫に入っていてそれらを使用する場合、冷え切っている状態ですと、必要以上熱量が必要となりますので、充分加熱出来ない場合があります。出来ましたら、加熱する前に、一旦常温の状態で放置して初期の温度を上げてから、ご使用ください。