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発熱剤の安全性について

「濡れた手で触ると」どうなりますか?
濡れた手で触った程度では、ずっと握り締め続けなければ問題はおきにくいですが、少量の水分であっても確実に反応が始まりますので、絶対に「濡れた手で」発熱剤は扱わないでください。
【メモ】
仮に反応が起こってしまっても、あせらずに直ぐに手から離してください。また、濡れた手程度の水分量で反応が起こってしまっても、直ぐに加熱袋に入れて手順通りにご使用いただければ、食品を加熱することは出来ます。
発熱剤の不織布が、破れても使用できますか?
破れや穴など見つけた場合は、絶対使用しないでください。
【補足】
使用した場合、以下の事が考えられます。
・充分な加熱性能は得られません。
・不織布に包装されていない粉の状態で反応させると、反応開始が約2〜3分後と遅くなり、一旦反応が始まると急激な蒸気をともない、10分程度と早く反応が収束します。この状態にて、急激な蒸気によるヤケドの危険と、急激な蒸気による加熱袋へのダメージ(穴空き等)が考えられます。    
発熱剤のアルミ外装袋が、破れたら使用できませんか?
1時間以内にご使用していただければ、先ず問題なくご使用できます。ただし、不織布まで破れてしまっている場合は、使用しないでください。
空気中の水分が入り込み、長時間にわたりじわじわと化学反応が起こり、劣化してしまいます。既に、部分的に反応してしまっている状態なので、加熱性能として影響が少ないのが、1時間程度となります。    
アルミ外装袋を開封後セロハンテープ等でしっかり封をしたら、使用出来ますか?
やはり、完全密閉ではないので、性能の保証はできません。
どうしても使用したい場合、劣化しているかの目安としまして、水をかけて約1分30秒以内に反応、そして蒸気が勢いよく発生していたなら、発熱剤の性能は問題ないかと思われます。    
不織布を破って、粉の状態で使用したらどうなりますか?
ヤケドなどの事故の恐れがありますので、絶対に使用しないでください。また、粉が手についてしまった場合は、すぐに水で充分洗い流していただければ、問題はありません。
【補足】
使用した場合、以下の事が起こります。
・不織布に包装されていない粉の状態で反応させると、反応開始が約2〜3分後と遅くなり、一旦反応が始まると急激な蒸気をともない、10分程度と早く反応が収束します。この状態での加熱では、充分な性能は得られません。
・同時に、急激な蒸気によるヤケドの危険と、急激な蒸気による加熱袋へのダメージ(穴空き等)が考えられますので、注意してください。    
成分表示に、アルミニウムとありますが体には害はありませんか?
通常の人にとっては、害はないとされています。どんな必須ミネラルでもそうですが、多量に摂取した場合には影響はないとは言えません。
【メモ】
アルミニウムは、食べ物や飲み物、水や空気などを通して毎日摂取しており、また食品添加剤や胃薬や、飲料物の浄化剤にも広く使用されているそうです。WHOでは、1日の摂取量を2.5〜13mgとしており、また人体内には35〜40mgのアルミニウムが安定した状態で存在しているそうです。体内に入ったアルミニウムは、約99%が吸収されず体外に排出されているそうです。    
アルミニウムは、アルツハイマー病には影響ないの?
過去にそのように言われていた時期があったそうですが、現在では科学的根拠が乏しいとして、いかなる機関もアルミニウムとアルツハイマー病の関連付けを否定しております。※「アルミニウムと健康」連絡評議会ホームページ を参照しました。
「蒸気には微量の水素が含まれる」 とありますが大丈夫ですか?
水素は、濃度が4.7%以上で引火する気体ですが、拡散性が非常に早く通常の使用状態では滞留して空気中の濃度が高くなることはありません。しかし、不測の事態を考慮しまして、ライター等の炎を水蒸気の近くに絶対に近づけないでください。 ※また、蒸気を故意に集めて、火をつけたりしないでください。
【メモ】
タバコの火での実験では、引火しませんでした。また、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)による試験結果を参考にしましても、水素は拡散性が非常に高いので、溜まって自然に引火や爆発するような濃度になることはありません。    
発生する水素は、人体には害はないですか?
医学的にも、水素ガスは、人体に対してまったくの無害とされています。
【メモ】
体内において発生した活性酸素を、水素ガスを吸引することにより除去できる研究報告が2007年頃から発表され、現在多くの病院や研究機関で臨床試験を行っているそうです。また、古くから潜水病の治療に水素ガスが使用されているそうです。    
発熱剤の成分が、溶け出したりしませんか?
包装されている不織布の目から成分が微量出ますが、人体にはまったく害のない量であることを、第三者機関にて試験済です。
【メモ】
発熱時に発生する水蒸気を集めて、「水質26項目検査」と言う水質検査を行っていますが、その水質は食品衛生法上「食品の調理に使用してよいとされる『飲用適の水』」の検査結果となっていますので、安心してください。    
発熱剤の不織布は、何で出来ていますか?
ポリエステル素材の不織布です。